Debianのインストール時には追加のパッケージを一切インストールせず、1から環境構築するのが好きだ。 以下はDebianを使えるようにする自分用の初期設定のメモ。 気づいたことがあれば随時更新してゆく予定。
sudo
sudo
を使えるようにして、user
ユーザでsudo
できるようにする。 設定後はいったんシェルから抜けてログインし直す。 以降はroot権限が必要なコマンドも特に明記しない。
su
apt-get update
apt-get install sudo
gpasswd -a user sudo
exit
exit
sshのインストール
openssh-server
パッケージをインストールし、sshサーバを立てる。 これ以降はsshによる遠隔操作で環境構築できる。
apt-get install openssh-server
aptの設定
/etc/apt/sources.list
を書き換えておく。 具体的にはcontribとnon-freeのパッケージを追加し、さらにdebian-multimediaのリポジトリを追加する。 だいたい以下のような感じになる。
deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ jessie main contrib non-free
deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/ jessie main contrib non-free
deb http://security.debian.org/ jessie/updates main contrib non-free
deb-src http://security.debian.org/ jessie/updates main contrib non-free
deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ jessie-updates main contrib non-free
deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/ jessie-updates main contrib non-free
deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ jessie-backports main contrib non-free
deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/ jessie-backports main contrib non-free
deb http://www.deb-multimedia.org jessie main non-free
シェル関係
シェルで作業するのに欠かせないパッケージ群をインストールする。 bash-completion
パッケージを入れれば大抵は補完が効くのでzsh
は使っていない。
apt-get install bash-completion
apt-get install less
apt-get install vim
apt-get install htop
apt-get install screen
apt-get install psmisc
X環境
Xを使えるようにする。 X本体と基本的なツール、ログインマネージャ、ウィンドウマネージャをインストールする。 ログインマネージャにはSLiMを、ウィンドウマネージャはAwesomeを使っている。 タイル型ウィンドウマネージャ万歳。
apt-get install xserver-xorg
apt-get install xinit
apt-get install xterm
apt-get install slim
apt-get install awesome
Dropbox
いわゆるdotfilesを共有しているので、Dropboxをインストールする。 詳しくは64bit環境のDebianにDropboxをインストールを参照。
Dropboxを使う上で不足しているパッケージは事前にインストールしておく。
apt-get install python-gtk2 python libatk1.0-0 libgtk2.0-0
各種設定
基本的には前述のDropboxで共有してあるファイルやディレクトリにリンクを張る。 参考までに以下のファイルやディレクトリを共有している。
.bashrc
.vimrc
.vim
.gvimrc
.screenrc
.xsession
.xmodmaprc
.Xresource
- 他
ビルド環境
後々どうせ必要になるので整えておく。 build-essential
パッケージで大抵のものは入る。
apt-get install build-essential
Ruby
Ruby使いなのでruby
を入れておく。 ruby-dev
も入れておくと幸せになれる。
apt-get install ruby ruby-dev
ついでにgem
でmechanize
のような複雑なパッケージをインストールしてみて、不足しているパッケージがあれば随時インストールし、ネイティブエクステンションをビルドできる環境を整えておくと良い。
gem install mechanize
日本語変換
インプットメソッドはUIMを使う。 日本語変換にはMozcを使う。 パッケージをインストール後、im-config
でuim
を選択して設定完了。
apt-get install uim mozc-server uim-mozc
im-config
サウンドサーバ
PulseAudioをインストールする。 音量設定を行うpavucontrol
パッケージも入れておく。
apt-get install pulseaudio pavucontrol
システム関係
CPUの省電力設定を行うためcpufrequtils
をインストールする。
apt-get install cpufrequtils
お気に入りのアプリケーション
良く使うアプリケーションをまとめて入れる。 ブラウザはFirefoxを使いたいが、Debianのリポジトリはバージョンが古いため、自力でインストールする。 詳しくはx86_64のLinuxでMozilla公式のfirefoxの64bit版バイナリを使うを参照。
apt-get install vim-gtk
apt-get install geeqie
apt-get install rox-filer
apt-get install smplayer
apt-get install audacious
apt-get install chromium
apt-get install gimp
apt-get install dia
apt-get install tgif
apt-get install libreoffice
Firefox拡張のインストール
現在使っているFirefox拡張は以下のとおり。 それぞれインストールする。
- Adblock Plus
- Firebug
- FireGestures
- Flashblock
- Googleアナリティクス オプトアウト アドオン
- Vimperator