前のエントリでは、ReFeを使うとコマンドラインでRubyのリファレンスマニュアルを読めることを説明した。しかし、ReFeの真髄はエディタとの連携にある。
vim-refはリファレンスマニュアルをvim上で読むためのvimプラグインである。これはReFeにも対応しており、Rubyのソースコードからリファレンスを参照するようなことが簡単にできる。
インストール
Vundleを使っていれば以下を.vimrc
に記載して、BundleInstall
でインストールできる。
Bundle 'thinca/vim-ref'
使い方
vim-refをインストールするとリファレンスを検索するRef
コマンドが使えるようになる。Ref
コマンドの使い方は以下のとおり。オプションとクエリは省略可能である。
Ref オプション ソース クエリ
例えばReFeでArray#join
のリファレンスを表示するには以下のようにすれば良い。
Ref refe Array#join
vim-refではあらゆるバッファで有効なキーマップとしてK
が定義されている。 これは非常に便利で、例えば.rb
ファイルでArray.new
にカーソルを合わせてK
を押下すると、Array.new
のリファレンスが開く。
-
K
– カーソル下のキーワードにジャンプ
ref-viewerの内部ではK
に加えて以下のキーマップが利用できる。 ようはK
やEnter
キーで読み進めて、<C-t>
か<C-o>
で戻ることができる。
-
Enter
– カーソル下のキーワードにジャンプ - ダブルクリック – 同上
-
<C-j>
– 同上 -
<C-t>
– 前のページに戻る -
<C-o>
– 同上 -
<C-i>
– 次のページに進む
またref-viewerでは、RefHistory
コマンドを使って履歴を確認することが可能だ。