Amazon S3はCNAMEで参照する事になるが、CNAMEは他のレコードと一切共存できないので注意が必要。 特にexample.comのようにサブドメインをつけない場合は良く考えた方が良い。(naked domainと呼ばれる) Web公開用にはwwwなどをつけておいて、example.comへの接続は、www.example.comに転送するようにしておくのが無難。
DNSのサービスに転送がついていない場合は、wwwizer.comのサービスを使えば別途サーバを用意せずに済む。 単にwwwを付与したいドメインのAレコードを174.129.25.170に向けるだけで良い。
wwwizer.comを使ってAmazon S3で公開した静的Webサイトを公開すると、アクセス時には以下のような挙動になる。
- example.comへのDNS問い合わせがwwwizer.comのサーバに解決される
- wwwizer.comにアクセスすると、wwwizer.comのHTTPサーバによりwww.example.comにリダイレクトされる
- www.example.comへのDNS問い合わせがCNAMEレコードによりAmazon S3に解決される
- Amazon S3へのDNS問い合わせが走り、S3上の静的ファイルが返却される