DPMSはディスプレイの省電力機能を管理する仕組みである。
Xではこの仕組みを使って、一定時間操作がないディスプレイをブランクスクリーンにしたり、さらに操作がなければディスプレイがより省電力なスタンバイ状態に移行したりするようになっている。
LinuxでXをインストールした場合、/etc/X11/
以下の設定ファイルで以下のようにDPMSを有効化する記述があるはずである。
Option "DPMS" "true"
普通に使っていれば便利なDPMSであるが、自動的なブランクスクリーン化やスタンバイ状態化が邪魔になることもある。
そのような場合、Xで一時的にDPMSを無効にするにはxset
コマンドを使って以下のようにする。
xset -dpms
xset s off
xset dpms 0 0 0
もし恒久的にDPMSの機能が不要ならば、Xの設定ファイルにDPMSを無効にする記述をしてやると良い。
Option "DPMS" "false"
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