主なLinuxディストリビューションではファイルの各種ハッシュ値を計算するユーティリティが用意されている。
MD5のハッシュ値を計算するにはmd5sum
コマンドを使う。
md5sum FILE
SHA-1のハッシュ値を計算するにはsha1sum
コマンドを使う。
sha1sum FILE
これらのコマンドは-c
オプションを使うとハッシュ値でファイルのコンペアを行うこともできる。
md5sum FILE > FILE.md5
md5sum -c FILE.md5
sha1sum FILE > FILE.sha1
sha1sum -c FILE.sha1
手元のdebianで確認したところ、他にも以下のハッシュ計算用のユーティリティが存在した。
shasum
sha224sum
sha256sum
sha384sum
sha512sum
ちなみにopenssl
コマンドもハッシュ値を計算する機能を持っている。例えばMD5とSHA-1のハッシュ値を計算するには以下のようにする。
openssl md5 FILE
openssl sha1 FILE
openssl
でハッシュを計算するサブコマンドには以下がある。こちらはMD2やRMD-160などのマイナーなハッシュ値も計算可能だ。
- md2
- md5
- mdc2
- rmd160
- sha
- sha1
- sha224
- sha256
- sha384
- sha512