Cmderとは
CmderはポータブルなWindows用コンソールエミュレータである。ConEmuをベースとする高機能なコンソールエミュレータと、mysysgitのソフトウェア群を同梱している。
本家のウェブサイトによると、CmderはWindowsにコンソールエミュレータが欠けているというフラストレーションから作成されたソフトウェアパッケージだという。
ダウンロードとインストール
Cmderにはminiとfullの2つのバージョンが存在する。miniは最小限の機能を備えたコンソールエミュレータで、容量はわずか3MBほどである。一方fullの容量は115MBあるが、mysysgitを同梱しており、基本的なUNIXコマンド一式が即座に利用できる。個人的にはfullのダウンロードをおすすめしたい。
Cmderは以下の2ステップですぐに利用できる。インストールは不要だ。
- ダウンロードしたzipファイルを展開する
- Cmder.batを実行する
Cmderのコンソール
CmderはConEmuというコンソールエミュレータをベースとしている。既に主な設定が済んだ状態であり、はじめて起動した時からMonokai配色の美しいコンソールが利用できる。Cmderはタブ機能や多彩なショートカットキーを備えており、高機能だ。
ポータビリティ
さらにCmderはポータブルだ。インストールを必要とせず、他のソフトウェアにも依存しない。このためUSBメモリやDropBox等のオンラインストレージに配置しておくだけで、どんなWindows環境からでも利用できるようになる。
まとめ
以上、Cmderを紹介し、基本的な使い方について説明した。Windows標準のコマンドプロンプトにうんざりしている人には、Cmderは福音となるソフトウェアと言えるだろう。