sshコマンドの-Lや-Rオプションを使えば、リモートホストとの間でポートフォワーディングを行うことができる。
ポートフォワーディングは、内部のホストを踏み台にして、ファイアウォール内にアクセスする際に大変便利だ。しかし、回線の不具合やリモートホストの再起動などで、接続が切断されてしまう場合もある。
このような切断されると困るssh接続には、autosshを活用すると良い。autosshは、ssh接続が切断されても自動的に再接続してくれるプログラムだ。debianではaptでインストールできる。
apt-get install autossh
オプションを含め、使い方はsshコマンドと変わらない。単にsshコマンドの代わりにautosshコマンドを使えば、そのssh接続が切断された場合、自動的に再接続して接続が維持できる。
例えば、以下ではローカルホストのポート8080を、example.comのポート80にフォワーディングする接続を維持する事になる。
autossh -L 8080:example.com:80 hostname
autosshコマンドを使っても、sshと同様に、接続先でexitすればautosshコマンドは終了する。screenを併用するなどして、接続し続けるようにすると良いだろう。