jekyllは静的なHTMLを出力するので、Amazon S3でWebサイトやブログを公開することができる。 その際はもちろんS3 Sync等を使っても良いが、jekyll-s3を使えばjekyllの出力結果をAmazon S3へコマンド1つで簡単にアップロードできる。
インストール
jekyllと同様にgemからインストールできる。
gem install jekyll-s3
使い方
jekyllのディレクトリ(_layoutや_siteが存在するディレクトリ)に移動する。
jekyll-s3コマンドを実行する。カレントディレクトリに設定ファイルの_jekyll_s3.ymlが生成される。
s3_id: YOUR_AWS_S3_ACCESS_KEY_ID
s3_secret: YOUR_AWS_S3_SECRET_ACCESS_KEY
s3_bucket: your.blog.bucket.com
生成された_jekyll_s3.ymlを編集し、アクセスキー、シークレットアクセスキー、バケットを設定する。 日本のリージョンで公開する場合は、以下の1行を追加する。
s3_endpoint: ap-northeast-1
事前にバケットを設定していないなら、configure-s3-websiteコマンドでバケットの作成と公開の設定が自動で行える。 configure-s3-websiteコマンドは、index.htmlをインデックスページに、error.htmlをエラーページに設定し、さらにバケットのポリシーで全ファイルを公開する設定をする。
configure-s3-website --config-file _jekyll_s3.yml
以上の操作を終えたら、再度jekyll-s3コマンドを実行すると、_site以下のファイルがAmazon S3と同期される。
jekyll-s3